太ももの筋トレってどうやってやるんですか??
太ももの筋トレはジムの器具を使って簡単に行えます!太ももの筋トレをしたいのは何かきっかけがあるんですか?
最近パンツがキツくなってきて…座ってることが多くて運動不足たからかなぁ…
デスクワークが多いと動くことが少ないですよね…一緒に太ももの筋トレを確認しましょう!
健康運動指導士歴10年の私が、これまでジム入会者へ動機をお伺いすると「太ももの筋トレをしたい!」という女性の回答を良く聞きました。
本記事は太ももの筋トレはどんなものがあるのか?どんな筋トレがおすすめかについてお話します。
- この記事をお勧めする方
- 太ももの筋トレをしたい
- 家でできる筋トレをしたい
- 今もジムに通っているが、やっている事が正しいか不安
下半身は太もも以外にもお尻やふくらはぎなど別な部分も重要です。まとめ記事もありますので併せてご覧ください。
太ももの筋トレとは?【痩せる体づくりのポイント】
「太ももの筋トレ」と言われてどの部分の筋トレをイメージしますか?そもそも「太もも」とはどこを指すかご存知ですか?
一般的に太ももとは股関節から膝の間までを指します。体の前や後ろも横も全ての総称を言いますが、「裏もも」「内もも」など部位を指す言葉で分けられたりもします。
太ももの筋トレはこの三つの筋肉群を筋トレする事を言います。
痩せるために太ももの筋トレが必要な訳
スリムでキレイな身体を手に入れるには、まず太ももの筋トレから行いましょう。
下半身の筋肉は全身の7割を占めており、その中でも太ももの筋肉は大筋群と呼ばれるほど大きな筋肉です。この筋肉が多いか少ないかで、スリムな体のために必要な「基礎代謝量」が大幅に変わります。
中でも裏ももとも言われるハムストリングスは、年齢とともに筋肉が落ちやすく脂肪がつきやすくなります。
太ももを鍛えるメリット
前ももの筋肉は抗重力筋と呼ばれ、膝折れ防止や長時間歩いても疲れない下半身作りに効果的です。また、基礎代謝量が増え太りにくい体になるだけでなく、スリムな体も手に入れることができます。
ハムストリングスの筋力が落ちると、膝痛や腰痛の原因にもなります。
体型への変化だけでなく、健康維持にもメリットがあります!
ジムの器具で太ももの筋トレをする
次にジムの器具を使った場合、どんな筋トレができるから確認しましょう。
主には「マシン」「フリーウエイト」に分かれます。
マシンで行う
マシンで行う太もも筋トレは代表的な4種の種目があります。
大抵のスポーツジムには2種類以上は置いてありますので、初心者でも安心して実施できるかと思います!
マニアックなものもありますが、「マシントレーニングは操作が簡単」なことが強みです。大抵操作説明がマシンに貼ってありますので、まずは読んで触ってみましょう!習うより慣れろです。
*マシンメーカーによって設定方法が異なりますのでご注意ください。
レッグプレス
台に足を置き、屈伸をするように動く筋トレマシンです。この一台で下半身を全般的に鍛えられる万能マシンです。
多くの筋肉を同時に動かすので、安全性が比較的高いです。初めてジムに行く方は使うことをお勧めします。
- レッグプレスのやり方とポイント
- 両足は肩幅に開き、つま先をやや外側に向ける
- スタートポジションは膝が90度になるようシート調整する
- 上半身は頭までシートにつけ、腰が離れたり骨盤が浮かないようにする
- 台を足裏全体で押し、重りを持ち上げる
- 膝が伸び切る前に止め、90度までゆっくり戻す
- 動作中は靴幅と膝幅を同じに保ち「内股」「ガニ股」にならないよう注意する
レッグカール
膝を伸ばした状態から曲げて鍛えるマシンです。最近は座って行うことが主ですが、うつ伏せに寝て行うプローンレッグカールというものもあります。
ハムストリングスは日常的に弱まりやすく、特にセルライトが溜まりやすい女性にお勧めです!アクセル筋とも呼ばれ、走ったり投げたりする際の「出力を上げる」ために大切な筋肉です。
- レッグカールのやり方とポイント
- シート調節を行い、重さを調節します
- シートに座り、背もたれにつくまで深く座りましょう
- 靴幅は肩幅に保ち、膝幅も常に靴幅になるようにします
- 足首の力は抜き、踵がお尻へ近づくように膝を曲げます
- 最大限まで曲げたらゆっくり戻し、膝が伸び切る手前で止めて再度曲げます
ふくらはぎに力が入ってしまう場合は、足首を軽く伸ばすか軽く曲げて足首の力が入らないポイントを探してあげましょう!
どうしてもふくらはぎの力が抜けない場合は、ほんの少しだけガニ股気味にしながら曲げ伸ばしするのもおすすめです。
レッグエクステンション
レッグカールと反対に膝を伸ばして鍛えるマシンです。大腿四頭筋は抗重力筋と呼ばれ、地球の重力の逆らうために必要な筋肉です。高齢者になるとこの筋肉が弱まり、重力に逆らえず長い時間立っていることができなくなります。
また、大腿四頭筋は大きくなると、筋肉が横に広くなりがっしりとした印象が強くなる特徴があります。
必要以上に筋肉をつけてしまうとスリムになりたい女性にはデメリットになりますね…
逞しい下半身をつくりたい男性は是非使いましょう!
- レッグエクステンションのやり方とポイント
- シート調節を行い、重さを調節します
- シートに座り、背もたれにつくまで深く座りましょう
- 靴幅は肩幅に保ち、膝幅も常に靴幅になるようにします
- つま先の向きを両足そろえて膝を伸ばします
- 最大限まで膝を伸ばし切り、ゆっくり戻します
- 重りが降り切る前に止め、再度持ち上げます
筋トレは関節の負担を考えて、伸ばし切らないことが基本です。しかしレッグエクステンションの場合は、膝を最大まで伸ばし切ることで大腿四頭筋の一つである「内側広筋」を鍛えてくれます。
内側広筋は膝関節を安定させるのに欠かせない筋肉です。膝折れしやすい、膝周りが不安という方は意識的に鍛えてあげましょう!
ただし、動かして膝の痛みが無いことが前提です。
アダクション
両膝で内側に締め付けるマシンです。写真のように誰かに押さえてもらいながら内側に締め付けるのもアリです!
普段あまり働かない筋肉ですが、鍛えるとスリムに見えやすくなります!また、内ももの筋肉が強くなると、骨盤底筋群も強くなり下っ腹を引き締めてくれます。
- アダクションのやり方とポイント
- シートに座り、背もたれにしっかり体をつけます
- スタートポジションは両足を45度程度開いた位置に設定します
- 両膝でパッドを内側に押し、最後まで閉じたらゆっくり戻します
- 重りが降り切る前に止め、再度内側に締めましょう
足を開きすぎると腰が反れます。腰が逸れると痛めることがあるので、シートと腰に隙間がないように腰掛けましょう!
フリーウエイトで行う
フリーウエイトとはダンベルやバーベルなどを使用して筋トレすることを言います。
マシンよりも技術が必要なので、中級者〜上級者向けです。
スクワット
「あーあのウ○チングスタイルの!」ってたまに言われるんですが、その通りです。
腰を落として立ち上がる、下半身全体を使う種目です。太ももの筋肉を全体的にしっかりつけたい方におすすめです。
細かいやり方は別記事「筋トレならまずはこれ!スクワットのやり方と種類」で紹介しています。
デッドリフト
スクワットに似た種目で同じように動きますが、力の入れ方が変わります。スクワットは足全体を中心に鍛え、デッドリフトは体の背面を全面的に鍛えます。
- スクワット→重りを押し上げる
- デッドリフト→重りを引き上げる
ハムストリングスを特に使うので、スリムな足を手に入れたい女性におすすめです。
細かなやり方は「デッドリフトは筋トレの基礎種目。フォームとグリップに注意」で紹介しています。
家で座りながらでも太ももの筋トレは出来る!
ジムにも行けないし、お金もかけられない…
という方もご安心下さい。家でもできます。椅子に座ってでも出来ます。ダンベルや自分自身の体重(自重)を利用して行ってみましょう!
器具を利用しないで行う
器具を使用しないで太もも筋トレする場合は椅子を使うか、自重で行います。
「器具といっても何を買えば良いかわからない…」と思った方はまず自重から始めましょう!
椅子を使う(足組み膝曲げ伸ばし)
使う太ももの筋肉:ハムストリングス、大腿四頭筋
椅子に座ったまま、もも裏の筋肉を鍛える事ができます。デスクワーク中に行うのに便利ですね!
- 足組み膝曲げ伸ばしのやり方
- 足首あたりで両足を組む
- 机下にスペースがあればそのまま両足を伸ばす
- 上にきている足に力を入れ、反対足で抵抗しながらゆっくり曲げる
- 伸ばす時も力を抜かないように抵抗しながら戻す
自分の体重(自重)を利用する
ブリッジの姿勢で筋トレをします!床に寝転がるだけで行えるので、運動初心者には特におすすめです!
また、慣れてきたら足を椅子の上において行うこともできますので是非試してみてください!
- ヒップリフトのやり方
- 仰向けに寝て両膝を90度に曲げる
- 脇を軽く開いて手を置き、お腹を凹まして腰の反りをなくす
- お尻とももの付け根のあたりを天井に向けて押し上げる
- ゆっくり戻し、お尻が地面に着く前に再度持ち上げる
器具を利用して行う
もし家に運動器具があれば種目の幅が大きく広がります。自重筋トレに慣れてきたら器具を使用してみましょう!おすすめの器具は2種類あります。
最近は100円均一でも購入ができます。耐久性はあまりないので、慣れてきたらAmazonなどで購入しましょう。
チューブ
一つ目はゴムチューブです。
足にかけて曲げたり、蹴ったりすることで下半身全体の筋トレが可能です。両端を持って足裏にかけた状態から前に押し出すことで、レッグプレスと同じ動きをすることができます。
動かないところに結びつければ足をかけてレッグカールすることもできますので、運動の種類を増やすことができます。
パワーアンクル
二つ目はパワーアンクルです。
パワーリストとも言われますが、「足首に巻く重り」です。足首に巻いて、立ったまま膝から下だけを後ろへゆっくり曲げることでハムストリングスの筋トレになります。
また、仰向けに寝て足裏を天井に向けた状態から左右へ開閉することで内ももの筋トレにもなります。
チューブもパワーアンクルも長年使われ続けている器具ですが、古いなんてことはなく現在も活用的です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?太ももの筋トレは、大腿四頭筋・ハムストリングス・内転筋群を行います。種目は様々ですが、大きく3つのやり方に分かれます。
- ジムなどで器具を使って行う
- 家で器具を使わずに行う
- 家で器具を使って行う
ジムに行かなくても、太もも筋トレは可能です。いつでもどこでも筋トレはできますので、まずは「一つだけ」から始めましょう!
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